東京・立川市に工房を構えるルシアー青木薫氏が手掛ける"ANTAR"

その柔らかな音色や仕上げからはそこはかとなくヴィンテージ感が漂ってきており、

昔ながらのウクレレの良さをうまく表現したブランドです。

材料から感じ取ったインスピレーションを基にデザインを決めて製作に入るため、

一本一本微妙に仕様が違う場合が多く、非常に個性的なウクレレといえるでしょう。

スタンダードなコンサートサイズで、383mm程の標準的なコンサートスケールです。

トップにはあの方のモデル以来一躍大人気となった綺麗なホワイトシカモア、

サイド・バックには大きくサップの入ったハワイアンコア、指板とブリッジにはエボニーが使われています。

そしてネック材にホンジュラスマホガニーを使用しているのもこだわりのポイントだと思います。

コアサイド・バックながらコロコロしすぎず、芯の強いサウンドに感じますね。

青木さんのウクレレは総じて非常に軽量に作られているので、

やや硬めの素材を使っていても抜けの良いサウンドに仕上がっているのが素晴らしいところだと思います。

独特のR指板は押弦しやすく、ペグにもUPTが採用されていることにより、

演奏性の高さも感じます。

独特のインレイワークも非常に美しいですし、

まさに自分だけの一本、という特別感を味わえるウクレレですね。 

ハードケース付き

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